循環器内科|土居医院 奈良県橿原市山之坊町│内科・循環器内科

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奈良県橿原市山之坊町85-33

循環器内科

循環器内科について

心臓や血管の病気を扱う診療科です。「胸が痛い」「息切れがする」「動悸がする」「脈が乱れる」「足がむくむ」などの症状は原因が心臓であることが疑われます。

ポンプの役割を果たしている心臓は、休むことなく収縮し、全身の至るところに血液を送り出しています。そして、酸素や栄養素を送り届けた血液は、体中を巡って再び心臓に戻ってきます。この一連の心臓・血管系システムのことを循環器といいます。循環器内科では、狭心症、心筋梗塞、心臓弁膜症、心筋症、不整脈、高血圧症、動脈硬化、動脈瘤など心臓や血管に生じる様々な疾患を扱います。

特に、生活習慣病(高血圧、糖尿病、脂質異常症)や肥満、喫煙などは循環器疾患のリスクが高い方は、定期的に循環器専門医の診断、治療を受けていただくことをお勧めいたします。

当院では問診と胸部レントゲン、心電図、心エコー、24時間ホルター心電図などを用いて循環器疾患の診断、治療、予防に努めてまいります。気になる症状の見られた方は、お気軽にご相談ください。

このような症状の方はご相談ください
  • 胸が痛い、しめつけられる
  • 動悸がする
  • 息切れがする
  • 脈が飛んだり、乱れたりする
  • 立ちくらみ、ふらつきがある
  • 意識を失う
  • 手足や顔がむくむ
  • 横になったときなどに息苦しくなる
  • 以前よりも運動時の息切れがひどくなった
  • 気を失ったことがある
  • 手足や顔面、首などがむくんでいる
  • 顔面が蒼白になっている
  • 健康診断などで心臓などの異常を指摘された など
循環器の主な疾患
狭心症 心筋梗塞 不整脈 心不全 心臓弁膜症 動脈硬化 など

狭心症

心臓に酸素や栄養を送る冠動脈の血流が不足することにより、心筋が酸素不足に陥る疾患です。主な症状は、身体を動かしたときに胸の中央部辺りが締め付けられる、何かを押し付けられたような圧迫感を感じる、就寝中や明け方に胸が苦しくなる、などです。症状の持続時間は数十秒から数分程度です。

狭心症を放置すると、やがては冠動脈が閉塞して心筋梗塞となり、生命にもかかわる危険な状態となりかねません。そのため、狭心症の段階でしっかりと治療しておくことが重要です。

心筋梗塞

心臓を取り囲んでいる冠動脈という血管が詰まり、心臓の筋肉が壊死してしまう疾患です。激しい胸の痛み、胸の圧迫感、呼吸困難、冷汗、嘔吐などの症状が現れたときは、この疾患が疑われます。

心筋梗塞を放置しておくと、心不全や重症の不整脈などによって命にかかわることもあります。胸の痛みなどを感じた方は躊躇せずに医療機関を受診するようにして下さい。

不整脈

心臓の鼓動のリズムが安定せず、脈拍が遅くなったり、速くなったり、不規則になったりする病気です。動悸、息切れ、めまい、ふらつき、胸の苦しみなどの自覚症状が見られる場合だけなく、ほとんど自覚症状が出現しないケースもあります。治療の必要性があまりない一時的なケースも多いのですが、なかには突然死を引き起こすものもありますので注意が必要です。

心不全

心臓の機能が低下し、全身の組織に十分な血液を送り出せなくなった状態を「心不全」と呼んでいます。突然息が苦しくなり、一刻を要する急性心不全もありますが、多くの方は、血液を送り出す能力の低下に伴って徐々に症状が出現します。

心不全がおこると、全身の血液の循環が悪くなり、腎臓で尿が作られにくくなります。初期のころは、疲れやすい、気分が優れない、動悸がするといった程度ですが、この症状を放置しておくと、手足や肺に水分が溜まるため、むくみや体重増加、息切れなどの症状が現れ、命にもかかわる状態になりかねません。「医療機関を受診するほどではないな」と自己判断せず、初期症状の段階で循環器内科を受診することが大切です。

心臓弁膜症

心臓の弁が硬くなったり破れたりして、血液を上手く循環することが出来なくなる疾患です。弁がしっかりと閉じなくなって血液が逆流したり、弁が上手く開かなくなって血流が滞ったりするため、息切れ、呼吸困難、胸痛などの症状が見られます。

軽症であれば心エコーなどの定期検査を受けていただき経過観察となりますが、ある程度進行して症状がある場合は、内服薬などにて症状を軽減し、進行を抑制します。重症化した場合はカテーテル治療や手術が必要になります。

動脈硬化

動脈の壁が硬くなってしまい、血管のしなやかさが失われてしまった状態です。動脈壁が硬化すると、同じ量の血液を送り出すのにも過大な負担が心臓にかかりますので、高血圧や心臓肥大、心不全などの疾患につながりかねません。

動脈硬化がさらに進行すると、血管の内側にコレステロールや脂肪などが付着し、血管の内側が狭くなります。細い血管の場合は、血管そのものが詰まることもあります。

このような事態を避けるには、早期の段階でバランスの取れた食事、適正なカロリー摂取、適度な運動などによる生活改善を行う必要があります。そして、動脈硬化が進行しているケース等では、血栓を防ぐ抗血小板薬、動脈の内腔を広げる血管拡張薬などの薬物療法も併用します。